0 はじめに 1 私 2 出会い 3 会社の中 4 JTさん入社 5 町に出る 6 レストランへ行く 7 初めて車椅子を押す 県庁へ行く 8 車椅子に乗ってみる 9 長距離ドライブ 10 ホテルに泊まる 11 電車に乗れない 13 インターネットと福祉 14 養護学校の見学 15 養護学校で講演 16 JTさんの障害の話 18 自動車教習所へ行く 18-0 手動式の車を運転する 18-1 町で見かけた車 19 盲導犬に出会う 22 運動会 23 雨の中レストランへ 24 ギロチン事件 25 災害避難訓練 26 幕張免許センター 27 葛西臨海公園 28 再び車椅子に乗る 29 電車に乗る(前編) 30 電車に乗る(後編) 30-1 鉄道会社の社員の声 31 蔵王のオカマ 32 買い物をする 33 リハビリへ行く 34 薬局での出来事 35 プールへ行こう 36 車椅子でハイキング (どうぶつ王国) 38 ふらっと東京湾巡り 39 車椅子の特訓 40 車椅子階段を昇る1 41 車椅子階段を昇る2 42 もしゆきが降ったら 43 東海道新幹線(1) 44 東海道新幹線(2) 45 踏切は恐い 46 野田市の福祉カー 考察 1 再びJTさんの障害の話 2 手を貸す勇気と貸さない勇気 3 リハビリについて考える 4 ハートビル法 レポート ハワイ車椅子事情 ロサンゼルスレポート1 ロサンゼルスレポート2 ロサンゼルスレポート3 後書き 戻る
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車椅子でハイキング(那須・どうぶつ王国)
1998年7月24日
入国ゲートの右側にチケット売場があり、JTさんの障害者手帳を提示すると、入場料が半額になりました。
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なかに入ると様々な犬が出迎えてくれます。それも生後1年程度のまだ仔犬らしいのですが、大きさだけは一人前のおおきなものも沢山います。 世界チャンピョンの経験をもつフリスビー犬のショーを見たり、様々な犬とふれあっているうちに、お腹がすいてきてカフェテリアにはいりました。ここはとても眺めがよくてテラスで簡単な食事を取ったあとも暫く3人でボーとしていました。
いままで見て歩いた所は、どこもスロープがきちんと用意されて困ることはありませんでしたが、牧場へは徒歩で約30分かかるという事で、シャトルバスを使うことにしました。私たちが乗ったのは猫バスと呼ばれていましたが、クラクションが猫の様々鳴き声になっていてとてもユニークです。その他にも犬の形をして、犬の鳴き声をさせながら走るバスもあって子供たちにおおうけでした。
このバスはマイクロバスで車椅子に座ったままでは入ることが出来ませんでした。JTさんはクラッチを使って、ステップ昇り、後から車椅子を載せることになりました。 牧場では牧羊犬のショーをやっているという事で坂を下りました。策があって中にスタンドもあるのですが、入口が判らなく、しばらく探したのですが、ショーはどんどん進んでいくし、しかたなく「蔵王のオカマ」で、元養護学校のS先生から伝授された砂利道などの悪路を走破する方法を実践して、スタンドの裏から中に入りました。
ショーが終ってから10メーター先のスタンド中央から車椅子でも入れることは判ったのですが、慌てていたので悪路もなんのその、きちんと入ることができました。
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その時に判ったのですが、JTさんの車椅子には後ろにクラッチ(杖)を2本立てて結わえるようになっています。その杖が山道を前輪をあげて登るときにとても役に立ちました。
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おまけ
牧場からバス停までの昇り坂、JTさんは自分の力だけで昇ると、いいだしました。
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かなりのきつい坂です。最初のうちは良かったのですが、日頃の運動不足のJTさんは途中で止まってしまいました。我々の声援でなんとか昇ろうとするのですが、10センチ昇っては、20センチさがり、50センチ昇っては1メーターさがるといった状態です。最後にはいつものように笑いだしてしまいその場に止まっているのもやっとの状態。 でも、運動の後に食べたソフトクリームはとても美味しかった。
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